坂茂氏がチューリッヒにオフィスビルを計画中だそうです。関連記事はこちら。年内中に着工し、2011年に竣工する予定だそうです。チューリッヒにもバーゼルくらいに注目される建築が計画されてほしい。今は友人を案内しても少し寂しい感じがするので。
Source: tagesanzeiger.ch
Architect/Urbanism/Japan/Switzerland
坂茂氏がチューリッヒにオフィスビルを計画中だそうです。関連記事はこちら。年内中に着工し、2011年に竣工する予定だそうです。チューリッヒにもバーゼルくらいに注目される建築が計画されてほしい。今は友人を案内しても少し寂しい感じがするので。
Source: tagesanzeiger.ch
友人から誘ってもらい、金曜夕方発&日曜夕方着でハンガリーのブダペストへ。正直なところ、東欧の国は少し貧しい国というイメージがあったのですが、行ってみるとちょっと新しい開発が見えないかな、というくらいで、むしろチューリッヒより断然都会でした。到着後は日本食料理屋でまぐろのたたきとラーメンをいただく。
イムレ・マコヴェツ設計のフォルコシュレイトの斎場を見に行くも、休日で残念ながら入れず。平日は普通に空いているそうです。写真はその近くにあった教会。コンクリートブロックを積んでつくられた印象的な外観と、内部のステンドグラスには雰囲気がありました。質素でもいい空間というのはあるところにはあるものです。
シュテインドル・イムレ設計の国会議事堂の中央のクーポラ部分。金を散りばめた豪華なつくりになっています。説明を聞いていて耳を疑いましたが、内部の天井は27m、外部の頂点は96m、ということはその間に69mの空間があることになります。メンテナンスのために使っているそうですが、真相はいかに。。。
応用工芸博物館。ハンガリー分離派建築家を代表するレヒネル・エデンの設計。ウィーンにあるワグナーの郵便貯金局に印象が似ていると思ったら、構造の専門家から、構造的にはぜんぜん違うと言われてしまいました。ワグナーのほうはガラスの天井は上から吊られているのだそうな。比べてみると確かに軽さが違いますね。
ユダヤ教の会堂であるシナゴーグへ。エルサレム、ニューヨークに次いで3番目に大きいシナゴーグらしい。内部は鉄骨造らしく、柱が細い。キリスト教の大聖堂は重厚な印象を受けるのだが、こちらは薄くて軽い印象。こういうのもありだと思う。
もちろん、名物のTokajiワインと温泉もいただきました。せっかくスイスにいるので、また週末小旅行に行ってみたいと思ってます。
先週末に無事、KCAPでの初コンペ図面を提出し、今週は模型提出期限。スイスではコンペ模型はオーダーすることが多いはずなんですが、ボスがポロッと、「今回は木でいきたいよね。」ってつぶやいたおかげで、自ら模型製作することに。ホームセンター(?)で木材を調達し、木材加工の機材を使いに、久々のETHへ。久しぶりに行ってみると、なにか戻ってきた感があって、癒されます。研究室の元同僚にも会い、9月に開催されるロッテルダム建築ビエンナーレの話を聞く。
ドイツ語のコミュニケーション能力がまだ低い&アーバンデザイン模型に馴染みがないため、いろんな勘違いと間違いをして怒られながらも、なんとか、いい感じに仕上がってきました。あとは、ボスにプレゼンを任せて、良い結果を待つのみです。
これが2ヶ月で作ったスタディ模型の数々。はじめはどうやってヴォリュームのデザインをするのか全く想像もつきませんでしたが、やはりこれだけの数を作っていくうちに、デザインのポイントは見えてくるものです。最終的なデザインはもちろんですが、失敗と発見を繰り返すひとつひとつのプロセスから多くのことを勉強できます。ふりかえれば、結果的に、ボスが最初に描いたスケッチがポイントをついていた、ということがこの多くのプロセスを経て証明されてはじめて、ボスの経験と直感の鋭さを実感できたわけです。さすがですね。
オランダのどこかの有名事務所が倒産したとか、ヨーロッパも景気がよくないみたいですが、できるだけ多く、そして内容の濃いアーバンデザインのプロジェクトを経験したいと思います。
さて、今回は川岸が現在働いているKCAP(Kees Christiaanse Architects and Planners)について少し紹介してみたいと思います。
Kees Christiaanse Architects and Planners
http://www.kcap.eu
スイスに来てから2年間、ETHでアーバンデザインというものを勉強しはじめたのですが、やはり大学でアーバンデザインを勉強することは難しいように感じました。やはりデザイン課題という範囲では、Stakeholderの本当の要求というのは聞くことができないし、建築みたいな最終的な形態として提案するわけでもない。結局デザインが見えてこなかった、というのが正直なところでした。
そこでアーバンデザインを実践として経験できる場所を探していたところ、運良くKCAPに自分の能力を見いだしてもらえ、最大の難関とも言われていた労働許可もオフィスの懸命の努力でクリアし、なんとか正式に働き始めることになりました。
KCAPは日本ではほとんど知られていない事務所ですが、現在RotterdamとZurich、そしてオリンピックのプロジェクトの関係でLondonにもオフィスがあります。Rotterdamには約60人、Zurichは約10人、Londonは数名(らしい)が働いています。
ボスであるProf. Kees ChristiaanseはOMAでパートナーを務めた後に独立。現在はETHで教授も務めています。オフィス全体では建築のプロジェクトももちろんあるのですが、Zurichのオフィスは現在のところアーバンデザイン専門。それも彼がアーバンデザイナーとして一目置かれる存在だからのようです。プレゼンテーションやワークショップでは彼のアーバンデザインに関する知識にいつも驚かされます。今年の9月に開幕するロッテルダム建築ビエンナーレのキュレーターも務めていて、そちらも楽しみです。
オフィス。現在はコンペのプロジェクトなので、テーブルの上はスタイロフォームとボリューム模型の山。アーバンデザインは結局はボリュームデザインなので、模型の9割はスタイロフォーム。
プロジェクトのひとつ。ワークショップ用の模型です。建築をやっていたときとはスケールが全然違う。今担当のプロジェクトは8haなので建築の延長とも言えますが、現在オフィスの最大のプロジェクトは700ha。ここまでくるともはや数字だけ扱っているような感じですね。
もう少し働いて方法論がつかめてきたら、ちょっとまとめてみたいと思います。
(日本語版はこちら。Design HubのKOYOとコラボ企画です。)
‘Architonic’ is a Swiss-based design platform that is a pragmatic web-tool for architects, interior- and product designers. Architonic is making a database of furniture, materials and various types of design products, and provides it on the website and their collection booklet. The collection has more than 45,000 products from 4,500 designers and 1,400 manufacturers.
In the database on the website, listed manufacturers and designers are quite diverse, and categorized with possibly considerable factors – those are carefully chosen by Architonic. Users could access to the favorite design through browsing text and visual information, and easily contact to the manufacturers. In case, catalogue request, price request are mostly available.
Architonic website is not only the playful database, but also contains latest design news and article, of course newsletters with update information is reaching every moment. This pragmatic and flesh design catalogue/platform has broadly been used in Europe. Currently Architonic website has 3 Mio visitors per year and 68% of them are architects, interior designers and other professionals (source: Architonic Website).
Architonic aims to be the first worldwide standard for design platform, and also seeking Japanese remarkable manufacturers for the new part of their catalogue. The catalogue would be definitely useful for Japanese architects, interior designers and so on.
If there are some comments of browsing the catalogue, evaluations, requests from Japanese architects, designers, or makers that are interested, please send them to Design Hub koyonet@yahoo.co.jp
Design Hub will send the feedback to Architonic.
Although huge number of design catalogues from manufacturers and design galleries exist, less catalogues containing worldwide products, designers and manufacturers, being categorized both systematically and dynamically could be found. The critics and comments from Japanese point of views would be interesting to be integrated.
LeuvenからKoelnへ。ケルン大聖堂(Dom St. Peter und Maria)は駅のすぐ前。この世界最大級を誇る教会の迫力はすごい。
昨年のBregenzでのPeter Zumthorの展覧会以来見たいと思っていたKolumba: Kunstmuseum
des Erzbistums Kölnへ。設計コンペでPeter Zumthorが選ばれた。St. Kolumba教会の遺跡の上にそのまま新しい構造体をのせている。
ファサードの特徴的な窓。窓枠が外壁に張り出すように作られている。
遺跡部分。ブロックのスリットから自然光を採り入れていて、天井につくられる光の模様が美しい。きっと人工照明を消したらもっと綺麗だろう。
内部の開口部。窓のフレームごと外側から取り付けられているので、内部からは枠が見えない。石積みのような重量間のある表現と対応する開口部のデザインと言えるだろう。
資料等が置かれた中央の一室以外は基本的にコンクリートの仕上げ。磨き方で質感の違いを出している。
外から見て、上部の張り出していない開口部は天井の高い展示室にやわらかい光を入れるための開口部。作り方の違いと役割の違いが対応している。
中庭もとても気持ちのいい空間。落ち葉がよく映えます。枯山水の日本庭園を思わせるような、一面の砂利、地面の隆起と樹木や石の配置も綺麗でした。
高専時代の友人を訪ねてベルギーのLeuvenへ。まさかあんな小さな町にいた僕ら(しかもあんまり関わりが少なかったりして)が、こんなところで会うことになろうとは想像もつかなかったわけですが、海外に来てがんばってる同級生がいることはやはり刺激的です。
Leuvenという町は人口9万人ほどの街。昔から教会が力をもっているらしく、Katholieke Universiteit Leuvenという有名な大学がある。スイスの都市並みに街が整備されていて、とても過ごしやすい。
街の中心部にあるLadeuzeplein。真ん中に立っているのはオベリスクかと思えば、、、
針に虫がささってました!しかもなかなかリアルにできてます。
旧市街。オランダでもよく見るようなファサード。市内にはゴシック建築もよく見られる。
KU Luevenのキャンパスの一部。昔の城を改装して使っているらしい。建築部門もこの建物の中に入っている。建物自体が最高の教科書になっているのだろう。
Leuvenから北に30分ほど、Antwerpへ。「フランダースの犬」の舞台となったことで有名。人口46万人ほどの中都市で、デザインの街として知られている。駅から大聖堂へのびるメインストリートは多くの人で賑わっていた。
街の中心部にあるOnze-Lieve-Vrouwekathedraal。ゴシックの教会。そしてデザインの街というだけあって、ギャラリーやショップもかなり充実している。
Liege Guillemins Station
(Under Construction)
design: Santiago Calatrava.
ベルギーのリエージュでサンティアゴ・カラトラヴァの駅舎を見学。これまでいくつか彼の駅舎を見てきたけれど、これは規模といい、美しさといい、彼らしさを存分に発揮した作品といえる。まだ建設中ということで、駅の機能は完全には移行していないから、プログラムと形態がどう噛み合うのか非常に興味がある。それにしても、そのインパクトといい、カラトラヴァこそ都市のアイコンをつくるのに最適な建築家じゃないだろうか。
チューリッヒから列車で3時間ほど、Zernezへ。Valerio OlgiatiのNationalpark Zentrumを見に行く。ちょうど街ではバザーが開催されていて、非常に賑やかな雰囲気。
マッシブ感が伝わってくるファサード。
壁面の見上げ。この段差もコンクリートの重量感と積層の表現につながっています。
コンクリートの仕上げ。あえて荒く仕上げているのは石っぽい表現のためだろうか。
エントランスへのアプローチ部分。ここまで開口部がシンプルだとすっきり見えます。
西側。階段が軽い、軽い。地震があったら倒れそうです。
二つのボックスをつなぐ階段部分。エッジの作り方にこだわりが見えます。
外から見てシンプルに見える開口部は、内部からは重たそうな金属フレームが見えている。確かにこのスケール感、重量感には通常のサッシュはフィットしないかも。
Zernezは国立公園への入り口でもあります。スイスの秋の風景がありました。
川面の波紋。
少し寄り道してDavosへ。Gigon&GuyerのKirchner Museumへ。
外部の軽やかな表現とは対照的に内部はコンクリートでシンプルな仕上げ。
スイスの建築家Velerio Olgiatiの作品展のオープニングへ。Mario Bottaも駆けつけて、彼の素晴らしさを力説していました。それにしても多くの建築関係者が来ていて、Olgiatiの人気と注目度の高さがわかります。
Ausstelung: Valerio Olgiati
gta, Ausstellungen gta
Datum 09.10.2008 bis 08.11.2008
Zeit Mo-Fr 8-21, Sa 8-16, So und Feiertage geschlossen
Ort Haupthalle, Zentrum, ETH Zürich