Gigon / Guyerの新しい住宅のオープンハウスへ。今回はチューリッヒ近郊の2つの集合住宅の見学会。
Wohnueberbauung Goldschlaegi, Schlieren
105 apartments
GF 16693 m2
cost 31.1 mio. CHF
Schlierenの駅から見えるのはいつものGigon/Guyerスタイルです。
ところが反対側はブルーを効果的につかったインパクトの強いファサード。この色は前にマイアミビーチに言ったときに見たような。とにかくスイスでは珍しい。
建物の奥行きは約9m。鉄道からの騒音のある線路側に水回りを配置し、反対側に寝室を配置しています。
材料はアクリルです。
内部。少し狭い印象はあります。
屋上の住戸には屋上テラスにフォリーが設けられていて、気持ち良い空間に仕上がっています。この住戸117m2の家賃がおよそ3000CHF/月です。これだけ払うならもう少しおもしろい住まい方をしたいところでしょうか。個人的にはプランが少し物足りない感じです。
Wohnbaugenossenschaft Blumenrain, Zurich
85 Apartments (55 for rent, 30 for ownership)
GF 19000 m2
Cost 31 mio. CHF
もうひとつもチューリッヒ近郊のWietikonにあり、今度は密度の高い中庭タイプ。これだけのヴォリュームが緑に塗られると、迫力あります。
中庭側のファサードは白。
模型。イエ型のエレベーションに合わせて、それぞれの平面もイエ型。
1階はプラットフォームの広場になっていて、その下に駐車場が設けられています。
最上階は勾配天井で最高で5mくらいの高さ。
住戸プランが入り組んでいるので、このような長い廊下もありますが、トップライトの効果もあってあまり気になりません。
西向きの角の部屋。ここまでくると高さもしっくりきます。
住戸プラン。Gigon/Guyer得意のロッジアです。
個人的には1つめのプロジェクトよりも2つめのほうが全体的に彼ららしさが出ている作品ではないかと思います。
ちなみに、1つめはMike Guyer, 2つめはAnnette Gigonが主に担当したそうです。やっぱりそれぞれ色はでるものですね。
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