やっぱ寿司と音楽だね。


 レビューも終わってリラックスしたところで、さっそく打ち上げ寿司パーティを開いてみました。もう一人の日本人のコムさんにも手伝ってもらって、今回のメニューは巻き寿司、にぎり寿司(サーモン&マグロ)、手巻き寿司、お好み焼き、そして豚汁。寿司好きなスイス人・アンディも手伝ってくれて、盛大なパーティーになりましたよ。だいたい15人分くらいで、17000円くらいかかったかな。久しぶりに食べた寿司はやっぱうまかった〜、そして豚汁もうまかった〜。スタジオのみなさんも満足してくれたみたいで、日本人でよかったな〜と思える瞬間です。

 そして次の日。スタジオを掃除したご褒美にコンサートの無料チケットをゲット。ついに、やっとコンサートに行ってきました。湖沿いのTonhalle(Grosser Saal)であったOrchesterakademie(大学のオーケストラ?)の演奏。曲目はぜんぜん聞いた事なかったんですが、Othmar SchoeckのSuite aus der Oper とSergej ProkofievのSinfonie…とかっていうやつでした。ホール自体はそこまで大きくはないんですが、とても装飾の美しい空間で、市民のためのコンサートっていう感じでした。こんな本格的な(自分にとってはですが)コンサートはホントに久しぶりだったからかわかりませんが、なぜか音楽ってどうやってデザインするんだろうかと疑問に思う。
1。そういえば現代に偉大なクラシックの作曲家っているんだろうか?現代人は過去の偉大な作曲家には勝てないのか?100年も200年も前の曲が演奏され続けて更新されないのはもはや作曲家がいないか、もしくは演奏ではなく曲自体の善し悪しを評価できる人がいなくなったかどちらかなのではないか?
2。建築の場合は新しい技術とともに形態も新しくなるけど、楽器って新しくなってるんだろうか?音ってよりよくなってるんだろうか?いままで聞いた事ないような音ってあるんだろうか?作曲家は必要であれば音も開発するんだろうか?
3。同じ楽器でも奏者それぞれが違う音を演奏しているとして、オーケストラのディレクターってそれをわかってメンバーを集めているんだろうか?奏者はそこに個性を見いだして、自分にしか出せない音を自覚しているんだろうか?
4。作曲家は音を記号化して作曲しているはず。ド・レ・ミってやつ。でも実際はド・レ・ミの間にも無数の音が存在しているはず(コンサートマスターがいちおうの基準を決めたとしても)。しかもその振れ幅が30人とかのオーケストラ一人ずつに存在するとして、その振れ幅まで理解して演奏しているとすれば、それは奇跡的なデザインに近いのでは?
5。ポップミュージックって短いパターンの繰り返しであることが多いからだいたい次の音のパターンって決まってる、しかも記号そのままで演奏しているように思うけど、クラシックって次の音が読めない気がする(もちろん自分の聞いてる数が少ないのも原因だけど)。きっとデザインの幅が広くて難しいのでは。
なーんて考えてました。わかる人いらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。やっぱリラックスすると頭がまわるな〜。

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