スイスも春を迎えました。日本でのこの季節はいつも新鮮な気分になれて、やる気が湧いてくる季節だったんですが、こちらではあまり感じられないかな。日本の春っていい季節だな〜と改めて感じました。
そして、春が来たのと同時に建築学生11年目を迎えました。僕が建築の勉強を始めたのが1997年の春。もう一昔前の話になってしまいました。そして10年経った今もまだ学生なのですが、本当にそんなに長く勉強してきたのかと思うくらい、まだまだ知らない事の多さに驚かされています。むしろ、今までこんなにたくさんの情報や知識があることに気がつかなかったことが不思議に思えるほどです。やはり日本では閉じられた環境に自分を置いていたということだと思います。
ちょっと日本という枠を広げただけで、1年や2年ではとても身につけられないくらいの魅力的な建築の知識や考え方が見えてきました。毎週のレクチャーや特別講義、アシスタントとのディスカッション、同僚との普段の会話に至るまで、自分にとって新しいことばかり。まるで10年がリセットされたかのように、建築の深さを味わっています。環境がいかに大事か、もちろん全ては自分次第であることは変わりないけれど、環境を選ぶことの大切さを実感しています。
(画像:ゲストを迎えてのファーストレビュー。)
今やってるエチオピアのプロジェクトも日本とはあまりに違いすぎるので、正直なところ行ってみないとわからないんだろうけど、自分が10年蓄えた知識や考え方がいかに使えるか、しっかり試してみたいと思っています。
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