先週はProf. Angelilを招いて初のプレゼンテーションでした。今回は1:10000の地図の分析と、1:2000のスタディ模型たちと、1:100の住戸プランからプログラムをつくって、keynoteで発表してみました・・・が、モノはあってもやはりその文脈、関係性をしっかり説明しないと理解してもらえないですよね。Angelilはさすがに理解力がすさまじく、重要なポイントをつかむのがめっちゃ早い。でも十分伝えきれてないと、その反応も鈍くなってしまう。今回は提案の可能性を広げる方向でつくっていって、批評をもらおうと思って臨んだんですが、語学力がネックとなり伝えきれてない印象。早く上達したいところです。
これまで慣れてきた住戸スケールの1:100から、1:10000という未知のビッグスケールの間で建築と都市の形態を考えることは僕にとって新しいチャレンジですね。特に大きなスケールの情報からいかに形態操作やプログラムに活かすか、自分の中で可能性を探っています。そして重要なことは段階的にではなく、同時に扱うこと。大きなスケールで分析しつつ、形態をさぐりながら、内部のプログラムまで関連づける。簡単じゃないと思うけど、この方法を身につけることを第一の目標にしています。
日本で建築を勉強していて、1:10000とか、1:25000とかの地図を扱うことはまずなかったし、それはきっと都市計画や社会基盤の領域なんだろうと思う。しかし、都市デザインを考えるときにはこの領域を横断する必要があるし、その扱い方を知っていなければならない。例えばディベロッパーと対等に仕事をするにはこの考え方は重要だろうし、建築をデザインする幅を獲得するための武器になるはずです。
ちなみに、先週は東工大の坂本一成氏が講演されました。日本語+ドイツ語通訳で。Box in Box理論と配置法が独特ですよね。でも時間がなかったせいか少し抽象的で、その具体的な方法までは理解できなかったです。こういう空間構成の考え方ってこちらではまだ聞いてないねー。久しぶりに日本の建築理論に触れた感じでした。
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