大学に戻ってきてから、昨年やったエチオピアのアーバンデザインプロジェクトに取り組んでいます。自分だけ2回目ということもあって、今年はムービーを使ってのリサーチプロジェクトをやってみることにしました。教授、学生へのインタビューや現地でのインタビュー、Addisでの撮影を組み合わせて、現在のAddis Ababaの都市を描写してみたいと考えています。目標はLagos Wide & Close。マクロの視点とミクロの視点を組み合わせて、そこにある問題点と可能性を浮かび上がらせることができれば、Lagosとも比較しやすいし、他のアフリカの都市とも比較できるのではないかと考えています。
このAddis Ababaでのプロジェクトは今年9月から開催のVenice Biennale, 11th International Architecture Exhibition – Out There. Architecture Beyond Buildingにおいて、スイス館の一部として出展される予定になっています。力強い作品にしたいと意気込んでいます。
上記の画像は、Addis Ababaの道端で清掃の仕事をしている女性に焦点を当てて、人々の生活や周辺の状況を描いたドキュメンタリー映画『Sweeping Addis』の上映会。監督のCorinne Kuenzli氏は制作のために現地で1年半の時間をかけたそうです。撮影現場のエピソードやエチオピアでの生活、経済状況について話を聞く。ターゲットを見つけて、スポンサーを探して、後に出演者が非難を浴びないようにすることにも細心の注意を払ったそうです。ムービー撮影時のアドバイスも頂く。彼女が言うには、アマとプロの映画の最大の違いは映像ではなく、音声だそうです。さすがにスタッフは雇えないから、音声と映像を分けて使うのが手かもしれない。
昨年の作品のムービー(Vanessa Meister監督)がYou Tubeにアップされています。
Project1:Tracking Addis
Project2:Surface City
Project3:Parallel Urbanism
Project4:Mixcity