スイスでクリスマス。


 こっちのクリスマスはヨーロッパから来てる学生がみんな帰ってしまってました。やっぱり家族のためのクリスマスらしいです。そして寮で仲のよかったフィンランド人のEevaもスイスの滞在を終えて帰ってしまうということで、手巻き寿司パーティーをしてみました。ちょうど高専時代からの友人で今ヘルシンキで勉強しているマサツグ君が遊びにきてくれたので、準備も手伝ってもらってしまいました。チューリッヒにあるジャパンショップ西でサーモンとマグロを仕入れ、日本米もゲットした甲斐もあって、めっちゃウマかった〜。

 日本から豆もちも送ってもらいました。最後には寮の残留組を巻き込んで楽しめましたね。

ちなみにチューリッヒはクリスマス前からライトアップされて、なかなかいい感じになってました。やっぱ目立つサインとかがないのも良く見せてると思いますね。夜が長くて外も寒いからこそライトアップも重要になってると思います。

スイスで迎えた誕生日。


(写真:スタジオのメンバーと。)
 誕生日。25歳になりました。日本からメッセージをくれた方々、お電話くれた方々、Happy Birthday歌ってくれた方々。本当にありがとうございました!ホント、今日1日ですごく元気になった気がします。
 チューリッヒでも、スタジオのメンバーとBarに行って、学生寮の親友であるJacobと納豆&みそ汁にそば焼酎で乾杯し、同じ誕生日の友人と深夜までドイツ直輸入ワインをいただき、今晩は日本人の友人とYooji’sのSushiを食べに行ってきました。おかげさまで今年も最高の誕生日になりました。ありがとうございました。
 25歳の誕生日をチューリッヒで迎え、この1年ってのは短かったようで、自分の中で何度も転機というか、人生の岐路みたいなことをたくさん経験したような、貴重な1年だった気がします。去年の今頃はスイスに行けるかどうかもわかってなかったのに、1年経ったらチューリッヒで生活してる自分がいるというのは、何か不思議に思えて仕方ありません。ただ、最近の誕生日と違って何かが変わったのは確かです。この歳になってまだ新しい環境に身をおいて、毎日が新しい経験の日常を過ごし、自分のやりたいことを追求できて、ホントに贅沢な時間を過ごしていると思います。感謝です。
 30まであと5年。25歳って思ったよりまだ若いし、身体もまだ少し無理がきくし、活動的に、いろんな体験ができる最高の時期のように思えます。まだまだフレッシュに、多くのことを吸収しながら、中身の濃い時間を過ごしたいです。まあ、毎日を精一杯楽しんだ、その積み重ねが、ちょっとした形になってることを信じて、かな。

(こっちのSushiも味はよかったですよ。お皿の配置が決められてるみたいです。)
まだWebサイト更新途中ですが、blogは書くことにしました。

ダヴォス。


Churから鉄道で約1時間半、標高1500mのところにあるリゾート地、ダヴォス(Davos)へ。ここにも今年の3月に新潟でお会いした高橋さんを訪ねてやってきました。高橋さんはスイスに15年くらい住んでいて、Davos、St. Moritzなどのアルプス観光を中心に日本人観光客のガイドをしています。冬はスキーをしにくる観光客のガイドをしているらしいです。

 ということで、Davos周辺を案内していただきました。Davosはスイスの山間部にはめずらしく、フラットルーフの集合住宅が目立ちます。もともとサナトリウムが多かった町だったので、テラスが作れるようにフラットルーフが多くなったようで、今もそれをホテルなどに改修して使っているらしいです。写真はGigon und Guyer設計のKirchner Museumです。またもや10月から閉館で中には入れなかったのですが、なかなかきれいです。石と木の壁が印象的な町の中にこういう建物が挿入されるとやはり新鮮に見えますよね。

 ダヴォスから車で1時間。イタリアとの国境近くにあるミュスタイアへ。聖ヨハネ.バプティスト修道院には有名なフレスコ画が描かれていて、世界遺産に登録されています。周辺の家も外壁に絵が描かれていてとても興味深いです。ホントに谷間の村なのに、1000年ほど前のこういう文化が残っているのがすばらしいです。

 南側の国境近くのStamperという村で、スイスを代表する芸術家、アルベルト・ジャコメッティのアトリエを見て来ました。とはいえ外観だけですが、日本で言うログハウスみたいです。この辺りには多くこのような作り方が見られます。ちょっと先にジャコメッティの作品を展示した美術館があったのですが、これも時間の関係で次ぎに持ち越しとなりました。
 高橋さんには車でいろいろ連れて行ってもらった上に、カレーライス&とんこつラーメンも食べさせてもらいました。すごく懐かしい味でしたねー。ホントにいろいろありがとうございました!

リベンジ。

ヴェネチアから鉄道とバスで7時間ほど移動し、スイスのイタリア寄りにあるクール(Chur)に行って来ました。実は1週間ほど前にETHであったオープニングパーティーで、Chur Institute of Architecture で勉強しているトオル君の作品が展示されていて、いろいろ話を聞かせてもらったのです。それで早速、彼を訪ねてクールに行って来たというわけです。
クールに到着したのが午後10時。そこからクールのクラブに連れて行ってもらいましたー。いやー、久しぶりに楽しかったね。(詳しい事は書けませんが。)帰ったのが午前2時で、それからトオル君と少し話をしてました。彼の大学はまだ新しいらしいのですが、スイスで活躍する建築家も教えに来ていて、オランダのBerlage Instituteに向かおうとしてるような印象だったかな。知人の紹介で飛び込んで来たらしいです。予想どおりのおもしろい人物です。

さて、次の日は寝不足でしたがValsへ。5月に行ったときは閉館期間だったPeter Zumthor 設計のTherme Valsにリベンジして来ました。よく調べてなかったんですが、要予約で入館料が約3000円でした。高い!けどそれだけ払って体験する価値は十分にあります!内部は地元でとれる石を使っていて、すっごくきれいです。そして、水着で温泉に入っているその光景がすごく新鮮に映ったんですよ。日本で言う「スーパー銭湯」を温水プールにして、もっと複雑に空間を組み合わせて、かつ洗練されている感じ。光の採り方、大小の空間の組み合わせ方も絶妙ですね。あと、もう一つわかったこと。「スイス人は42度のお風呂が苦手。」大体は35度前後に設定されているんですが、一つだけ42度のお湯があるんです。オレにとっては一番気持ちいいお風呂だったんですが、他のみなさんは熱そうな顔をしながら入ってましたね。もちろん男女一緒なのでいつもどおりラブラブなカップルも多かったです。これも文化の違いってやつでしょうか。。。

夕方Churに戻ってChur Instituteへ。デッサウのバウハウスから半年間来ている2人の日本人からも今やっている課題などを聞かせてもらいました。ETHと違ってこちらはスケールは小さいのですが、今にも実現しそうなプロジェクトをやっています。というか、施主と話しながらやってるらしいです。トオル君も建築家と一緒に実施コンペやってたし、なかなかアクティブに勉強できる場所だと思いました。

Zurichの日曜日

お久しぶりです。先日突然オレのmacのディスプレイが壊れてしまいまして、日本語が書けない&作業ができない状態だったのです。。。知人からモニターを貸してもらってなんとか作業はできるようになったのですが・・・さて、どうしたものか。

今月からドイツ語の語学学校に通いはじめました。大学が始まるまでの2週間だけですが、がんばって身につけたいですね。それで、この写真はオレが住んでいるStudenthaus。とはいっても、学生だけでなく、いろんな人が住んでいるとおもわれます。大学からは少し遠いんですが、市街地に出るには便利なとこです。

天気が良かったのでチューリッヒ湖まで行って来ました。で、コルビュジエセンター発見!しかし、ここは6月から9月までしか開館していないため中に入れず・・・かなり残念でしたが、また来年かな。

チューリッヒ湖はこんな感じです。青がきれいだねー。停泊しているボートを見てたら信濃川の風景を思い出しますね。でも、どう見てもこっちのほうが普通に見えるから、きっと信濃川+ボートの風景は結構おもしろいんじゃないかと思います。
チューリッヒの日曜日は新潟よりもゆっくり時間が流れてる気がします。

Schaffausen


(写真:チューリッヒ市内を流れるリマト川)
 チューリッヒに到着してまだ3日目なんですが、新潟大学のドイツ語サークルだったフィリップ&ハジメがチューリッヒに来るということで、早速観光にでかけてみました。実はこれに合わせて航空券をとったという事実もあったりします・・・。まずはチューリッヒ市街をブラブラと歩いてみたんですが、なんだろう、街の雰囲気がいいんですよね。決して建物が古いっていうわけじゃないけど、それぞれの建物にエネルギーを感じるし、街並みとしても考慮されている気がします。このあたり、住んでる間にもう少し調べてみたいと思ってます。

(写真 左:Schaffhausenの街並み、右:フィリップの家族のみなさん)
 さて、その後フィリップの実家のあるSchaffhausen(シャファウゼン)という、ドイツとの国境近くの街に行きました。これまたいい風景が広がってるんですねー。そしてフィリップの家族のみなさんもとても温かくて、手料理もごちそうになりました。まだドイツ語をまともに話せない僕にも優しくしてくれて、次来るときは絶対ドイツ語で会話しようと誓ったのでした。

(写真 左&右:Rheinfall)
 で、フィリップのお父さんに連れて行ってもらったのがRheinfall(ラインファル)、つまりライン川の滝です。これがすんごい迫力で、毎秒300立米の水が勢いよく流れていくんですよ。これは日本じゃ見られないだろうなーって思います。船に乗って滝壺の近くまで行ってきましたが、「ここに飛び込んだら確実に死ねるな。」と思わせるド迫力でした。ちなみに、滝の水しぶきで綺麗な虹が見えたわけですが、虹はドイツ語でRegenbogen(レーゲンボーゲン)らしいです。勉強になります。
 というわけで、つかの間の休日でしたー。明日から大学に行って、先輩のお手伝いしようかと思っております。携帯電話も契約したいっすねー。