Lecture at INCT



On the 12th of October, thanks to my professor, I got a chance to make a lecture at Ishikawa National College of Technology, where I started studying Architecture in 1997. It was nice opportunity also for me, to remember my starting point as an architect. Although INCT is not a famous school of architecture, I met some motivated students who can be very nice architects in the future. I hope they got an idea that one senior student is struggling in Europe…

Shigeru Ban + Zurich


坂茂氏がチューリッヒにオフィスビルを計画中だそうです。関連記事はこちら。年内中に着工し、2011年に竣工する予定だそうです。チューリッヒにもバーゼルくらいに注目される建築が計画されてほしい。今は友人を案内しても少し寂しい感じがするので。
Source: tagesanzeiger.ch

architonic


(日本語版はこちら。Design HubのKOYOとコラボ企画です。)
‘Architonic’ is a Swiss-based design platform that is a pragmatic web-tool for architects, interior- and product designers. Architonic is making a database of furniture, materials and various types of design products, and provides it on the website and their collection booklet. The collection has more than 45,000 products from 4,500 designers and 1,400 manufacturers.
In the database on the website, listed manufacturers and designers are quite diverse, and categorized with possibly considerable factors – those are carefully chosen by Architonic. Users could access to the favorite design through browsing text and visual information, and easily contact to the manufacturers. In case, catalogue request, price request are mostly available.
Architonic website is not only the playful database, but also contains latest design news and article, of course newsletters with update information is reaching every moment. This pragmatic and flesh design catalogue/platform has broadly been used in Europe. Currently Architonic website has 3 Mio visitors per year and 68% of them are architects, interior designers and other professionals (source: Architonic Website).
Architonic aims to be the first worldwide standard for design platform, and also seeking Japanese remarkable manufacturers for the new part of their catalogue. The catalogue would be definitely useful for Japanese architects, interior designers and so on.
If there are some comments of browsing the catalogue, evaluations, requests from Japanese architects, designers, or makers that are interested, please send them to Design Hub koyonet@yahoo.co.jp
Design Hub will send the feedback to Architonic.
Although huge number of design catalogues from manufacturers and design galleries exist, less catalogues containing worldwide products, designers and manufacturers, being categorized both systematically and dynamically could be found. The critics and comments from Japanese point of views would be interesting to be integrated.

Nationalparkzentrum in Zernez

チューリッヒから列車で3時間ほど、Zernezへ。Valerio OlgiatiのNationalpark Zentrumを見に行く。ちょうど街ではバザーが開催されていて、非常に賑やかな雰囲気。

マッシブ感が伝わってくるファサード。

壁面の見上げ。この段差もコンクリートの重量感と積層の表現につながっています。

コンクリートの仕上げ。あえて荒く仕上げているのは石っぽい表現のためだろうか。

エントランスへのアプローチ部分。ここまで開口部がシンプルだとすっきり見えます。

西側。階段が軽い、軽い。地震があったら倒れそうです。

二つのボックスをつなぐ階段部分。エッジの作り方にこだわりが見えます。

外から見てシンプルに見える開口部は、内部からは重たそうな金属フレームが見えている。確かにこのスケール感、重量感には通常のサッシュはフィットしないかも。

Zernezは国立公園への入り口でもあります。スイスの秋の風景がありました。

川面の波紋。

少し寄り道してDavosへ。Gigon&GuyerのKirchner Museumへ。

外部の軽やかな表現とは対照的に内部はコンクリートでシンプルな仕上げ。

オープンハウス Gigon/Guyer Architekten


Zurichから車で30分ほど、Teilwilというところに建設中のGigon/Guyer Architektenによる住宅のオープンハウスに行ってきました。Zurich湖に面した丘に建っています。すぐ後ろに鉄道があるという不利はありますが、それでも湖の景色が楽しめる絶好のロケーションです。
ちなみに、この立面で見えている最上階は実は「屋上階」です。都市計画によりますが、基本的にZurichでは屋上階は日本でいう容積率に含まれないので、最大限に利用できます。もともと住宅の屋根部分が住居として使われていたところから法律がそうなったと思われますが、彼らの特徴となっているこのシンプルな形態は、この屋上階やバルコニーなどのスペースを含めて一体化させるテクニックが成せる技というわけです。

湖側のバルコニーは北東を向いていて光が入らないので、バルコニーは2方向に分割されています。反対の南側は鉄道がとおっているので、光は入るけど騒音が問題になる。どちらかというと湖側には個室群が配置されてそれぞれの部屋に眺望を得るためのバルコニー、南側はリビングやキッチンが配置されてバルコニーは共有空間をつなぐ半外部的な使われ方、という感じでしょうか。

屋上階の南側のバルコニー。リビングやキッチンに面していて、内部空間の延長として使えそうです。

屋上階のリビングスペース。バルコニーを介して個室を眺められる、透明度の高い空間になっています。

ちょっとした納まりのテクニック。やはり受ける印象は細かい努力の積み重ねによって変わりますね。地味だけど重要です。

外にはもちろん多くの建築関係者が。元同僚とも久しぶりに再会しました。
ちなみに賃貸のお値段ですが、120m2くらいの4.5 Zimmer Wohnung (日本でいう3LDK?)で月3000CHF程度(30万円程度?)だろうということです。これだけ湖の眺望が得られることやZurichの中心部まで30分と考えると、結構お手頃価格じゃないかと思われます。インテリアにもそれほどお金がかかっているようにも見えなかったし、構造もシンプルだったので、それほど贅沢な仕事でもなさそうです。でも、クオリティとしてはさすが、ですね。
彼らの戦略とテクニックは勉強になりますね。

スイスの冬!

気がつけばもう2月。1ヶ月前に日本にいたとは思えません。。。
去年はずっとスタジオにいた記憶しかなかったのですが、今年こそはスイスの冬を楽しもうと、ちょくちょく山の方に足を運んでいます。これが、最高なんです。まあ一応、石川、新潟と、雪の降るところにしか住んだことがないのですが、雪がある風景を客観的にみるチャンスはあんまりなかったのかもしれないですね。

St. Moritzのスキー場。標高2500m。3000m級の山々に囲まれた風景はもう絶句するほど最高です。

LinthalにあるBraunwaldというスキー場。標高約1900m。念願のスイスでの初スキーもやってきました。

こちらはZurichから30分ほど、ZugにあるZugerberg。展望台は標高992m。スイスの冬は、湖から発生する低い雲に常に覆われているのが特徴なのですが、1000mあたりまでくると雲の上の世界が広がっています。

雲の上に広がるパノラマは感激です。一番奥に小さく見えているのがベルナーオーバーランドのアイガー(3970m)、メンヒ(4099m)、ユングフラウ(4158m)です。

フェンスについた霜もこんな奇麗に見えます。

マミ〜!

雪の結晶もこんなに奇麗に見えてしまいます。

小さいことでくよくよしてるのがアホらしくなってきませんか?
で、最後は久しぶりに、

ギリシャ人のDaphneが初挑戦のブリッジ
やっぱスイス来てよかった〜。

Happy Tobikomaki


遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
年末年始は日本で多くの友人、知人に会い、日本食も満喫してきました。スイスに帰ってきてもしばらくはバタバタしていましたが、ようやく落ち着いてきた感じがします。今年もしっかりスイスでできることをやっていきたいと思っています。
さて、週末は映画を勉強しているスイス人の友人のフィルム撮影にお邪魔してきました。彼女はまだ学生なんですが、このフィルムのディレクターで、スタッフや俳優さんをまとめています。フィルムのタイトルが「Happy Tobikomaki」というもので、お寿司屋さんの「とびこまき」の周りで起こっている人間模様を描いている映画です。で、その友人から「俳優さんにお寿司の握り方を教えてあげてくれないか?」って頼まれまして、こんな素人がノコノコ撮影現場に潜入したというわけです。ちゃんと回転寿しのセットもちゃんと作ってあったし、寿司も大量にYooji’sから仕入れてあって、かなり気合いが入ってました。
撮影前に俳優さんに巻き寿司のつくり方を実演して、なんとなく役目は終わったかなと思っていたところ、「フグみたいに見せたいんだけど、日本人だったら魚もおろせるんでしょ?」って勘違いされ、やったこともない3枚おろしも建築模型の要領で(?)、なんとかやってみました。

いやー、いろいろおもしろい経験をさせてもらいました。映画の完成が楽しみですね。

Salginatobelbrücke




Die Salginatobelbrücke
Robert Maillarts
1929/30

Peter Zumthor



Peter Zumthorの作品展を見にKunsthaus Bregenzに行ってきました。彼の作品集というものがなかなか手に入らないというのもあって、彼の20年間の仕事を図面や模型と一緒に見たのはこれが初めて。彼の建築の良さを知ることができた。
久しぶりにいい建築作品展を見た気がする。吉村順三作品展の時も図面の一つ一つが力強くて、多くのアイデアが詰まっていたけど、今回の作品展も模型、ドローイング、スケッチともに彼の独特のやり方を垣間みることができて、いつまでいても飽きないくらい中身が濃かった。間の2フロアのスクリーンも単なる建築作品のムービーではなくて、彼の建築の建ち方や住まわれ方を映し出していて、彼の建築へのアプローチの独創性をしめしていたように思う。
作品展は来年の1月20日まで。かなりお薦めです。
今日のボーデン湖もめちゃくちゃ気持ちよかったです。

11年目。


 スイスも春を迎えました。日本でのこの季節はいつも新鮮な気分になれて、やる気が湧いてくる季節だったんですが、こちらではあまり感じられないかな。日本の春っていい季節だな〜と改めて感じました。
 そして、春が来たのと同時に建築学生11年目を迎えました。僕が建築の勉強を始めたのが1997年の春。もう一昔前の話になってしまいました。そして10年経った今もまだ学生なのですが、本当にそんなに長く勉強してきたのかと思うくらい、まだまだ知らない事の多さに驚かされています。むしろ、今までこんなにたくさんの情報や知識があることに気がつかなかったことが不思議に思えるほどです。やはり日本では閉じられた環境に自分を置いていたということだと思います。
 ちょっと日本という枠を広げただけで、1年や2年ではとても身につけられないくらいの魅力的な建築の知識や考え方が見えてきました。毎週のレクチャーや特別講義、アシスタントとのディスカッション、同僚との普段の会話に至るまで、自分にとって新しいことばかり。まるで10年がリセットされたかのように、建築の深さを味わっています。環境がいかに大事か、もちろん全ては自分次第であることは変わりないけれど、環境を選ぶことの大切さを実感しています。

(画像:ゲストを迎えてのファーストレビュー。)
今やってるエチオピアのプロジェクトも日本とはあまりに違いすぎるので、正直なところ行ってみないとわからないんだろうけど、自分が10年蓄えた知識や考え方がいかに使えるか、しっかり試してみたいと思っています。