先週末に無事、KCAPでの初コンペ図面を提出し、今週は模型提出期限。スイスではコンペ模型はオーダーすることが多いはずなんですが、ボスがポロッと、「今回は木でいきたいよね。」ってつぶやいたおかげで、自ら模型製作することに。ホームセンター(?)で木材を調達し、木材加工の機材を使いに、久々のETHへ。久しぶりに行ってみると、なにか戻ってきた感があって、癒されます。研究室の元同僚にも会い、9月に開催されるロッテルダム建築ビエンナーレの話を聞く。
ドイツ語のコミュニケーション能力がまだ低い&アーバンデザイン模型に馴染みがないため、いろんな勘違いと間違いをして怒られながらも、なんとか、いい感じに仕上がってきました。あとは、ボスにプレゼンを任せて、良い結果を待つのみです。
これが2ヶ月で作ったスタディ模型の数々。はじめはどうやってヴォリュームのデザインをするのか全く想像もつきませんでしたが、やはりこれだけの数を作っていくうちに、デザインのポイントは見えてくるものです。最終的なデザインはもちろんですが、失敗と発見を繰り返すひとつひとつのプロセスから多くのことを勉強できます。ふりかえれば、結果的に、ボスが最初に描いたスケッチがポイントをついていた、ということがこの多くのプロセスを経て証明されてはじめて、ボスの経験と直感の鋭さを実感できたわけです。さすがですね。
オランダのどこかの有名事務所が倒産したとか、ヨーロッパも景気がよくないみたいですが、できるだけ多く、そして内容の濃いアーバンデザインのプロジェクトを経験したいと思います。